トップページ > なっとく法律相談 > マンションの階下の住人から、騒音の苦情が…
なっとく法律相談 2001年2月26日 更新
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数年前に購入したマンションの下の階に住む初老の夫婦が、騒音についてなにかと苦情を言ってきます。
苦情は、ピアノの音(今は、昼間の数時間、使用しているのみ)、廊下を歩く音、誤って床にものを落としてしまったときの音、しまいには、お風呂使用時の音までに対しても何月何日の何時と記録を取って苦情を言ってきます。
何度かマンションの理事の方を通して、話し合ったのですがいつも平行線で、その方もこれ以上は、かかわり合いたくない様子です。
「以前、ピアノの使用は、止めると約束したはずだ」と言われたり、調査官を呼んでの我が家の騒音の調査。
新聞にも匿名とはいえ、住所を明記した投書を送られて、それが掲載されたりしています。
我が家は、家族6人(年老いた父、母、私たち夫婦と、中学生と小学生の娘2人がいます。
あまりの苦情の多さ(頻度の高さ)に我々家族も精神的にとてもまいっているのですが。
(40代:女性)
最近、マンションの騒音トラブルが非常に多発しています。
結論から言いますと、階下の住人から苦情を度々申し立てられたとしても、原則として、あなたがこうした苦情の申し入れをやめさせるために、法律的な手段をとることは困難です。
もっとも、マンションのような集合住宅では、ある程度、生活音が聞こえるのはやむをえない面もありますから、客観的に受忍限度を超えるような騒音でない限り、相手方にも受忍義務があります。
受忍限度内の範囲内である物音であるにも関わらず、相手方が頻繁に苦情を言ってくるのであれば、その苦情申立方法、回数等によっては、あなたのほうから相手方に慰謝料請求しうる余地もあります。しかし、これが認められるのはよほどの場合です。
ピアノの音や、廊下を歩く音、床への落下音、などは階上の住人にとっては何気ない音ですが、階下の住人にとっては、客観的にみて受忍限度を超えるかはともかく、通常の人でも気になる程度の騒音になっていることも少なくありません。ピアノを昼間の数時間使用することも、毎日であれば、聞きたくない方にとっては、決して短い時間とはいえないでしょう。
ですから、できればお互いに配慮しあうという方法でできる限り努力してみてはいかがでしょう。
例えば、騒音についてどのような方策をとっているかを具体的に話した上で、「まだ、気になりますか」とあなたのほうから、階下の方へたずねてみるのも1つの方法だと思います。
騒音に配慮して生活しようという気がある、ということが階下の住人に伝わるだけでも相手の感情は収まるのではないでしょうか。
集計期間: 2008年11月23日-11月29日