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なっとく法律相談  2005年7月 4日 更新

会社のトイレで上司に盗撮された!

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Q.

 会社のトイレを使用していたとき、背後に人の気配を感じたので振り返ったところ、扉の隙間から赤いランプのついたカメラが出ていました。とっさに扉を開けると、そこには上司がいました。
 怖くなってしまい、衝動的に逃げ出し帰宅しました。今日で2日経過しています。会社には出社していません。
 ただ怖くて逃げてしまった自分に後悔していますが、証拠がない為、泣き寝入りしかないのでしょうか?

(20代:女性)

A.

 痴漢盗撮行為にあったとき、恐怖から身がすくんでしまって適切な対応ができなかったというのは、被害者に一般的な傾向であって、恥じることはありません。
 しかし、そのまま出社せず事後的な処置もしないというのは、会社に対する関係でも上司に対する関係でも、大変に問題があると思います。

 まず、早急に出社して、しかるべき上司か社内の部署に、出社できなかった理由と盗撮事件の事実関係を説明するべきです。
 その際には、事件があった日付、時刻、情況などを、できるだけ正確かつ客観的に文書にして準備しておくと役立ちます。これから何度か、今回の事件について説明を求められることになると思われますが、その度ごとに内容が違っていると信用性に欠けると評価されてしまうからです。
 証拠についていえば、盗撮にあったとき逮捕することができれば一番よかったのですが(私人でも現行犯逮捕はすることができます。憲法33条刑事訴訟法213条)、時間がたった今となっては、責任追及するに足る証拠をそろえるのには、かなりの困難が伴うでしょう。
 盗撮行為が明らかになれば、相手も懲罰の対象となるのです。会社を追われるかもしれません。民事責任、刑事責任も追及されます。相手も必死のはずであり、あなたが不在だった間にも、どんなふうに立ち回っているか分かりません。
 決して軽々に行動しないこと、できれば弁護士に依頼することをお勧めします。

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