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なっとく法律相談  2008年1月28日 更新

病院内の電子機器の利用は法律で禁止されている?

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Q.

 ある入院患者が、パソコンでブログ日記を綴っています。そこに、病院関係者と名乗る人からコメントが入っていました。
  「病院内でのパソコンの使用は、日本全国の病院において病院法で決定しているはずです。あらゆる電子機器の関係で禁止しております。」
  一体、病院法なんて法律が存在するのでしょうか。医療法ならありますが・・・実際、禁止されているなら、その病院側から注意があると思うのです。ほんとに「病院内でのパソコンの使用」は、法律で禁止されているのでしょうか?

(30代:女性)

A.

 病院等の医療機関内でのパソコン、携帯電話等の使用は、一般的に禁止されていた時期がありました。理由は、パソコンや携帯電話の電磁波が精密機器の精度を狂わせたり、健康に悪影響を及ぼすということだったようです。
  しかし、現在では、電磁波の影響に関する研究や調査が進み、また、電子機器の性能も進化してきたため、通常の使用であれば問題がないと認識されるようになりました。
  電磁波の影響が皆無だとはいえないとしても、医療機関自体が電子カルテを利用しているほどであり、その社会的必要性は無視できなくなったということでしょう。

 現在、相当数の病院で、情報コンセントや無線LANの設備がなされています。他の入院患者とのトラブル防止のため、複数人用の病室では禁止されることがあるようですが、個室では自由に使用できることが多くなっているようです。
  ただ、コンセントを使う場合には、病院の電気を利用していることになりますので、許可を得てから使用することをお勧めします。

 なお、病院法という法律は存在しません。
  現代社会において、パソコンはその有用性を社会的に認知されています。パソコンを使用する行為は個人の行動の自由として保護されるべきものです(憲法13条22条1項)。
  他者の権利を侵害したり、社会的公益に反する場合でない限り、法律をもってしても、私人の領域における使用を一般的に禁じることはできません。

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