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なっとく法律相談  2001年10月22日 更新

不法投棄自動車の撤去費用は誰が負担?

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Q.

 1週間ほど前からナンバープレートのない乗用車(車検は1年以上前に切れています。)が無人の倉庫敷地内に投棄されており、警察を呼んだところ、「車体番号から過去の所有者を調べてみて該当者らしき人物が分かったが、間違いがあるとこちらも困るので…」と言われました。また、投棄車両の移動・処理について尋ねると、「警察ではちょっと…敷地の所有者のほうで移動されては…」との事でした。

 このまま投棄した人物が不明だとこちらで処理費用を負担しなければいけないのでしょうか?

(30代前半:男性)

A.

 乗用車の解体処理費用などの支払を免れるために、山林や河川などに不法に投棄する例が後を絶ちません。こうした行為は、私法上の不法行為(民法709条)を構成するだけでなく、廃棄物の処理及び清掃に関する法律によって不法投棄した者は最高で5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金またはその両方が科されることになっています。

 そして、不法投棄された土地の所有者は、乗用車の所有者に対して、その撤去と損害賠償を請求することができます。撤去に応じない場合は、裁判所に強制執行を申し立て、第三者に代わりに撤去してもらい、その費用を所有者に支払わせることもできます。

 この場合、車体番号等からその乗用車の名義人が判明すれば、その名義人を相手に撤去を求めることになりますが、名義人であるからといって真の所有者であるとは限らないので、その点は注意する必要があります。

 もっとも、不法投棄された自動車の多くは、ナンバープレートが外されていたり、車体番号が削り取られているなどして、名義人の特定が困難です。このような場合でも、自治体によっては、条例によって撤去手続を定めていることがありますので、市町村の環境局などに相談されてはいかがでしょうか。

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