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法律豆知識  2006年11月22日 更新

法律のしくみ

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 法律の条文は、普通、どんな構造をしているかご存知ですか?

 要件・効果の形をしているといわれます。図示すれば次のとおりです。

(法律)要件→(法律)効果
 

 では、なぜ条文はこんな形に作られているのでしょう?

 例えば、次のような場面を思い浮かべてください。Aさんが持っている腕時計をBさんに100万円で売る約束をし、Bさんは、100万円の支払いを済ませました。腕時計は3日後に渡すことになっていましたが、Aさんは渡しません。そうなると、両者の間で、腕時計を渡せ渡さないという争いがおこります。ここで国に何の仕組みもなければ、力ずくでの解決となり、弱肉強食の社会となりかねません。話し合いで解決がつかないのなら国が解決しよう、そのための仕組みが裁判という制度なのです。

 では、裁判官は、上のA・B間の争いをどう解決するのでしょうか?裁判官の好みで勝敗が決まるのなら、弱肉強食にも等しい不安定な社会になってしまいます。裁判は、予め用意された基準に従ってなされるのです。その基準として用意されたものが法律なのです。法律は、裁判官に対して、どんな場合に(要件)どんな裁判をすべきか(効果)を権利・義務の関係にして用意しているのです。ですから、要件→効果の形をしているのです。 基準に従う判断とは、次のようなものです。法の適用、または、法的三段論法といわれるものです。

法律要件・効果

 裁判官は、AはBに対してその義務を果しなさい(腕時計を渡せ)と命令することで解決をはかろうというのです(もちろんその命令に従わない場合、強制執行という、権利を強制的に実現する国の仕組みが用意されています)。

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