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法律豆知識  2000年10月28日 更新

法律の世界でいう「善意」の人、「悪意」の人とは?

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 民法や手形法の条文を読んでいるとよく「悪意」とか「善意」などという言葉が出てきます。

 「ナニワ金融道」に代表される法律に関連したドラマや漫画等で「わしらは善意の第三者なんやで」というセリフを耳にされる方も多いのでは・・・。

 でも、「悪意」とか「善意」ってどういう意味で使われてるんでしょうね。

 イメージからすると「悪意」は法律の抜け穴をみつけるなど悪いことを企んでいること、なんて思いませんか?

 逆に「善意」については社会のためになることを考えているなんていうイメージが湧きますよね。

 実は法律上「悪意」とは、ある事実について「知っていること」を意味するんです。そうすると「善意」とは、皆さんもお分かりでしょうが、法律上ある事実について「知らないこと」を意味するんですよ。

 例えば、詐欺の事例で見てみますと、山田さんが田中さんに騙されて土地を売ってしまった場合、山田さんはこれを取り消して土地を自分に戻すことができるのですが(民法96条1項)、取り消す前に「善意」の川井さんが土地を田中さんから買っていた場合、山田さんは自分に土地を戻すように川井さんにいうことができなくなります。

 ここでいう「善意」というのは、「山田さんが田中さんに騙されて土地を売ってしまった」という事実を川井さんが知らないことをいうんですよ。川井さんがこの事実について知っていたら、「悪意」であり山田さんは川井さんから土地を取り戻すことができるんです。

 この例だけでなく、「悪意」「善意」というのは、法律上様々な場面で使われます。皆さんもこの機会に知っていただいて、法律に関係することがあればこの知識を生かしていただければ幸いです。

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