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法律クイズ  2008年3月 3日 更新

相手を眠らせて物を盗む行為は何罪?

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Q.

 借金の返済に困ったAは、知人Bに睡眠薬入りのジュースを飲ませ、Bが眠っているすきに財布を盗みました。Aは、何罪に問われるでしょうか。

  1. 窃盗罪
  2. 強盗罪
A.

正解 (2)強盗罪

 

通常、強盗罪が成立するためには、「暴行・脅迫を用いて」財物を奪ったことが必要になります(刑法236条1項)。そうすると、Aは、Bに対して「暴行・脅迫を用いて」財布を奪ったわけではないから、窃盗罪に問われるように思えます。
  しかし、睡眠薬を用いて被害者の抵抗不能状態を生じさせたことは、暴行・脅迫を用いて被害者を抵抗不能の状態に陥れた場合と類似するといえます。
  そこで、刑法239条は、「人を昏睡(こんすい)させてその財物を窃取した者」を強盗として処罰するとしています(昏睡強盗)。
  昏睡とは、薬品や酒などを用いて被害者の意識作用に一時的または継続的障害を生じさせ、財物に対し有効な支配を及ぼし得ない状態に陥らせることをいいます。
  Aは、Bに睡眠薬入りのジュースを飲ませ昏睡状態に陥らせて、Bの財布を盗んでいます。しがたって、Aは、強盗(昏睡強盗)罪に問われることになります。

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