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香山哲伸 先生  2003年12月25日 更新

離婚にまつわるあれこれ (3)

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3.主張は首尾一貫、誠実に。(しかし時には妥協も必要)

 実際の調停がはじまると、まず男女各1名ずつの調停員があなたの担当となります。大抵の場合、あなたと相手方は顔を合わせることなく、入れ替わりで部屋を出入りするか、反対に調停員が部屋を行ったり来たりします。

 あなたはあらかじめ用意しておいた資料を調停員に手渡し、それに基づいて状況を説明し、主張することになりますが、、、ここで注意しなければならないのは、やはり人間ですから相性というものがあります。
 調停員があなたの苦手なタイプであったとしても、まずはひるんではいけません。調停員にも色んなタイプがおり、特に1回目の期日にはお互いが初めて顔を合わせるということもありますし、何しろ先方にとってはいつもの仕事です。またあなたがどういう人間か見極めようと様子をうかがっていることもあります。

 人の話から何が本当のことか、どうやって解決への道筋をつけるかを念頭に置いて対話する場合、このようなことはある意味では当たり前のことです。もしかしたら頭からあなたの言葉を否定するような発言があるかもしれません。ここで大事なことは、あなたはひるまずに自分の主張を淡々と、しかし熱意を持ってしなければならないということです。調停は大体6回位行われることが多いようですが、回数を追うごとにコロコロ主張が変わってしまっては、他人は信用してくれません。事実は事実としてきちと伝えましょう。

 あなたが家計の中で担っていた部分や、相手方の不貞行為について確固たる証拠を掴んでいる場合、相手方から事実無根の主張があった場合など。

 例え調停員といえど、事実誤認があった場合には、きちんと伝えましょう。ただし通り一辺倒に強気で主張するのではなく、場合に応じて、役者になれという訳ではありませんが、うまく相手に伝えるように努力してみましょう。

 とは言うものの、結婚生活が独りで送れないのと同じように、離婚の話し合いも相手方あってのことです。妥協できる部分は妥協しなければなりません。
 自分が正しいと思うあまり、あるいは相手方への憎悪が強いあまり、自分の意見に固執しすぎたり、相手方の主張を一切聞かないという姿勢では話し合いが解決をみることはありません。
 紛争状態になってしまった以上、お互いにとって100パーセント満足行く結果を得ることはまずないと考えて間違いないでしょう。そしてこれは調停が不成立に終わり、訴訟(裁判)になったとしても同じではないだろうかと考えます。
 自分を見失わず、現実的な対応を心がけるようにしていただけたらと思います。(以上)

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