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奥村一光 先生  2004年12月10日 更新

今日も社会保険労務士の一日が終わった (1)

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 自宅に帰る車の中で一日を振り返る。この車の中でが唯一自分の時間かもしれない。車は10年以上乗る三菱のRVRでサラリーマン時代に買ったものだ。社労士になってからは車などなかなか買う気がしない。

 「ふ?、一日が終わった!!」
 今日もセクハラ事件が発生した。セクハラは概ね社長・上司といった方がする。後で奥さんや子供にバレたら困るだろうのにどうして無くならないのだろう。

 社労士は、そんなフォローまでするものかと思いながら、中に入り話を聞くことがある。生々しい話もあるのだ。

 同席していた中で一番ショックを受けたのは、使い込みをした女性従業員を解雇しようとした席である。
 急に女性従業員が切れて「専務が7月7日の営業の帰りのレストランのガレージで私に無理やりキスをした時のことをマスコミに言ってやる!」

 えっ!話が急展開。今日の話題は解雇でセクハラじゃないよね?

 専務は社長の息子で慶応ボーイの26歳。一方この女性40歳で社労士と同程度の風貌。釣り合わないよなと思いながら、慶応君の顔が頭の中をグルグル回出した。男と女は摩訶不思議だなぁ。会社も上場を目指しクリーンなイメージで売っていたのにオイタをしてくれたものだ。

 管理部長も苦虫を潰したような顔で考えている。
 社労士は冷静に事実関係を聞くことを試みたが、興奮する女性従業員は全く聞く耳を持たなかった。

 使い込みとセクハラを同時に解決しなければならなくなった会社と社労士はその後とんでもない行動に右往左往することになる。(続く)

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