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自転車の交通ルールと罰則 -(1)車両共通編 その2-

 前回に引き続き、自転車が「車の一種」として課せられる交通ルールと罰則について説明します。

  1. スピード違反
    最高速度が決められた道路では、自転車も自動車もその最高速度を守って走行します(道路交通法22条)。
     反対に、最高速度が決まっていない道路では、車両は政令の定め(たとえば、一般道なら自動車は60㎞/時、原動機付自転車は30㎞/時が最高速度とされている。同法施行令11条)に従って走行することになるのですが、驚くべきことに、政令は、自転車については速度指定を設けていないのです。
    すなわち、最高速度が決められていない道路においては、実質上、自転車は速度の縛りがない状態で、スピード違反という考え方自体成立しないことになります。

 とはいえ、自転車通行可の歩道などで、自転車が歩道を走行する場合(同法63条の4)は徐行が基本とされています(同法121条1項5号)。

 また、歩道走行時に限らず、運転操作や他人の安全を脅かすようなスピードを出していれば安全運転義務(同法70条)違反となり、3か月以下の懲役または5万円以下の罰金に処されることになります(119条1項9号)。

 
前回からここまで示してきたような道路交通法上の規定のほか、各都道府県の道路交通規則ではより詳細なルールを設置している場合があります(同法71条6号)。
東京都道路交通規則を参考に、その内容の一部をのぞいてみることにしましょう。

  • 傘さし運転
    視野を妨げたり、安定性を損なうような方法で、バイクや自転車を運転することは禁じられています(8条3号)。
  • 携帯電話の通常利用
    運転中に携帯を手で持って通話したり、携帯の画面を注視したりすることは許されません(自転車については同規則8条4号。ちなみに自動車等については道路交通法71条5号の5)。
    どうしてもという場合はハンズフリーで通話できるインカムなどを利用しましょう。
  • イヤホン装着状態での運転
    周囲の音や声を聞きとれない状態は危険なため、運転中は補聴器使用者や公務執行のための指令受信用イヤホン等でない限り、使用すべきではありません(同規則8条5号)。

 とにかく、「ながら運転」は危険なので避けた方がよさそうですね。
 これらの道路交通規則に違反した自転車運転者には、いずれも5万円以下の罰金が科されます(道路交通法120条1項9号)。

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