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自転車の交通ルールと罰則 -(2)自転車特有のルール その1-

 今回のテーマは、自転車の守るべき交通ルールのうち、自転車特有のものとその罰則
前回同様、反則金制度がないために、いきなり刑事罰が科せられる点が特徴です。

  1. 歩道走行に関する違反
    軽車両として車道走行が原則の自転車ですが、車道を通るとかえって危ないとき(たとえば、運転者が児童である場合)などは、例外的に歩道の通行が許されます。

 このとき、自転車は歩道の中央から車道寄りの部分を徐行することとされているのですが(道路交通法63条の4第2項)、歩道で歩行者の間を縫って走行するなど、車道寄り以外の部分を走れば違反行為とみなされ、2万円以下の罰金または科料に処されます(同法121条1項5号)。

  1. 横断方法に関する違反
    道路や交差点を横断する際、自転車は付近に「自転車横断帯」があればそこを通って道路を横断すべきとされています(同法63条の6、63条の7)。
    また、「歩行者・自転車専用」と表示されている信号機があれば、優先的にそれに従うことになります(同法7条)
    これらの横断方法は違反しても特に罰則はありません。

 しかし、自転車が交差点を右折するときに行うべきとされている「2段階右折(車のように一気に右折するのではなく、歩行者のように信号機を2回渡るなどして、交差点を直角に右折する方法。34条3項)」の違反に対しては、2万円の罰金または科料(121条1項5号)が規定されています。

 このほか、自転車特有のきまりではないものの、ぜひ注意してほしいのが道路横断時の「安全確認」です。
一時停止を促す標識等がある交差点で一時停止を怠ったり(同法43条)、狭い道から広い道に出るときに徐行しなかったりすれば(同法36条3項)、3か月以下の懲役または5万円以下の罰金を負うことになります(同法119条1項2号、2号の2)

 「自転車の安全確認の影響なんて、自動車に比べれば大したことはない」と思われる方も多いでしょうが、これで懲役刑になるということは、法は自転車を結構危険な乗りものと考えているんですね。
事実、最近は自転車の重大事故も相次いでいますので、それも頷けますが・・・
自転車事故の詳細についてはまた後日説明します。

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