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自転車の交通ルールと罰則 -(2)自転車特有のルール その2-

 前回に引き続き、自転車特有の交通ルールとその罰則についてです。

  1. 並進
    学生が自転車で並走しながら下校している光景はどこでも見かけますが、「並走可能」の指定がある道路以外では2台以上横並びで走行することはできません(道路交通法19条)。
    また、たとえ並走可能な道路であっても、3台以上で並走することは許されません。

 違反者は 2万円以下の罰金または科料に処されます(同法121条1項5号)

  1. 制動装置不良等
    公道を走る自転車は、前輪・後輪の両ブレーキを備えている必要があります(同法63条の9第1項)。

 一部の自転車ユーザーに人気のピストバイクは、競輪などトラック競技用に作られた自転車なので、ブレーキをはじめとする制動装置が付いておらず、公道では使用できません。

 また、前照灯・尾灯などの付いていない自転車を夜間の公道で走行させる行為も整備不良の一環として禁じられています(同2項)。

 これらの違反者に対しては、いずれも 5万円以下の罰金が科されます(同法120条1項8号、8号の2)。

  1. 乗車人数、積載の違反
    自転車の同乗者数等については、各都道府県の公安委員会が道路交通規則で定めています(道路交通法57条2項)。
    たとえば、東京都道路交通規則によると、二輪・三輪自転車には基本的に運転者しか乗ることができません(10条)。
    2人以上で乗りたい場合は、運転者は16歳以上、同乗者は6歳未満の幼児2人までと決められています。
    同乗者は幼児用座席に乗せるか、運転者がおんぶ紐などで固定して背負わねばなりませんが、車体前後の幼児用座席に2人乗せて、さらにおんぶひもで1人背負うという乗り方はできません。

 さらに、ここでは積載についても決められています。
積載物の重さは30kgまで、長さ・幅はかごなどの積載装置+30cmまで、高さは積載装置に乗せた状態で2mまで、左右は積載装置からそれぞれ15cmまでとされています。

 案外少ししか乗せられない印象ですが、これらの乗車人数・積載等の規定に違反すると、2万円以下の罰金または科料になります(道路交通法121条1項7号)。
また、法人の代表者や、法人・人の代理人、従業者などが業務に関して違反行為をした場合、その行為者だけでなく業務を頼んだ法人や人にまで同様の罰が及びますので、無理な積載は禁物です(同法123条)。

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