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[裁判員制度] 事件ごとの候補者に選ばれた!

 今回は、事件ごとの候補者に選ばれた場合について取り上げます。

 候補者に選ばれた際の調査票で、裁判員となることに特に支障がないとされた場合、事件ごとに行われる裁判員候補者選任のくじ引きの対象となります。このくじ引きでは、年間を通した候補者の中から、1事件あたり50人から100人が選ばれます。

 候補者に選ばれると、「選任手続期日のお知らせ(呼出状)」と質問票が手元に届きます。質問票は、対象の事件について、裁判員となることができない事由(欠格自由・就職禁止事由)がないか、辞退を希望するかどうかなどを確認するためのものです。

 質問票を返送後、呼出しが取り消されない限りは、指定された期日(午前中)に裁判所に出向くことになります。裁判官・弁護士・検察官が同席する場で、裁判長から不公平な裁判をするおそれの有無や辞退希望の有無・理由などについて質問され、問題がない人の中から6人を裁判員に選任します。裁判員とは別に若干名の補充裁判員が選任されることもあります。
 この手続(選任手続)は、原則として事件の裁判当日の午前中に行われ、午後から裁判が開始されます。

Q&Aコーナー

Q. 裁判員に選ばれなかった人はどうなるのですか?
A. そのまま帰ることになります。選任手続に呼び出されるのが50人から100人に対して、裁判員または補充裁判員に選任されるのは6人+若干名なので、大半の人は選任手続のみで帰ることになります。
Q. もっと呼び出す人数を減らせばいいのでは?
A. 辞退が認められる人がどのくらいいるのか現時点では想定しにくいこと、法律上、弁護士と検察官は理由を示さずに裁判員候補者を不選任とすることができるため、その分の余裕を見込まなければならないことから、50人から100人という数字になっているものと思われます。今後、辞退が認められる率などの資料がそろってくれば、人数も減らされるのではないでしょうか。
Q. 選任手続に呼び出される人も交通費や日当が出るの?
A. 選任手続に呼び出される裁判員候補者も、裁判所までの交通費(必要であれば宿泊費も)と日当が支給されます。日当については、最高で8000円とされていますが、選任手続は午前中で終わるため、最高額の半額程度が支払われると思われます。
Q. 質問票に虚偽の内容を書いたり、選任手続における質問に対して嘘を言った場合、罰せられる?
A. 質問票に虚偽の記載をしたり、裁判員等選任手続における質問に対して嘘を言った場合には、30万円以下の過料(行政処分としての制裁)に処せられることがあります。また、質問票に虚偽の記載をして裁判所に提出したり、質問に対して嘘を言った場合には、50万円以下の罰金に処せられることもあります。
Q. 選任手続に呼び出されたとき、無視して行かなかったらどうなりますか?
A. 正当な理由もなく裁判所に行かなかったときは、10万円以下の過料に処されることがあります。

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