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[裁判員制度] 読者の質問にお答えして(3)

今回も引き続き、読者の皆さんからいただいた質問に回答していきたいと思います。

Q 裁判員に選ばれたにもかかわらず、裁判当日に特別な事情(病気・ケガや身内の不幸など)で裁判に出席できない場合はどうなるの?
A 裁判員を辞退することができる事由(重い病気やケガの場合、家族の介護の場合、父母の葬式への出席等)が裁判員に選ばれた後に生じた場合、裁判員は裁判所に辞任の申立てをすることができます。この申立てが認められた場合には、裁判所はその裁判員を解任し、裁判員とともに選任されている補充裁判員の中で、優先順位が高い人が新たに裁判員となります。
 補充裁判員がいなくなってしまったときは、新たに裁判員を選任することになります

 この補充裁判員ですが、裁判員選出時に若干名選出されます(必要がない場合は、選出されないこともあります)。補充裁判員は、裁判員同様、公判期日等に出頭する義務があり、公判における審理や裁判官と裁判員による評議を傍聴することができます(日当も裁判員と同額支払われます)。しかしながら、審理や評議の場面で自分から意見を述べたり質問をしたりすることはできません。これらを認めてしまうと、裁判員を6人と決めた意味がなくなってしまうからです。このため、補充裁判員に選出された人は、言いたいことが言えず、聞きたいことが聞けないというもどかしさを感じるかもしれませんね。
Q 公判期日に裁判員が裁判所に行かなったら罰則があるの?
A 裁判員または補充裁判員が正当な理由なく、公判期日等に裁判所に出頭しなかったときは、10万円以下の過料に処せられる可能性があります。
Q 住んでいる県から遠い裁判所まで出向かなくてはならないのですか?
A 住んでいる県と違う都道府県の裁判所から、裁判員選任の通知が届く可能性がある場合として、(1)単身赴任等で住民票を移さずに、別の場所に住んでいる場合、(2)裁判員候補者名簿を作成後に別の場所に引っ越した場合、などが考えられます。(2)については、裁判員候補者の名簿が1年に1回作成されるため、このようなことが起こります。
 どちらの場合であっても、呼び出しに応えて現在地以外の裁判所で裁判員になることができ、その場合には、裁判所までの交通費も支給されます。逆に、裁判所に行くことが困難な場合には、辞退することも可能です。

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