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携帯代とブラックリスト

 ブラックリストといえば、金融会社からの借金を返せないとか、クレジットカードの支払が滞っているとか、「長期の借金滞納を起こしたときに載せられるもの」というイメージが強いですよね。
しかし、「借金していない自分には縁のない話だ」と安心するのはまだ早いですよ。
あなたは、携帯電話本体を割賦で購入していませんか?

 この場合の本体代は毎月の使用料と一緒に支払ううえに、継続利用期間などの条件を満たせば割引されるため、本体代と使用料等の線引きが曖昧になりやすく、顧客の大半は携帯でローンを組んでいる、借金をしているという意識が低い傾向にあります。
しかし実態はローンですから、顧客の契約や支払状況等の事実は、その人の経済的信用を表す情報として逐一CIC(信用情報機関)に登録されることになるのです。

 では、CICは携帯利用者のどのような情報を保有しているのでしょうか?
具体的には以下の通りです。

  1. 本人識別情報
    → 氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、勤務先、公的資料番号など
  2. 契約内容
    → 商品名、契約日と契約終了予定日、契約の種類・額、支払回数など
  3. 支払状況
    → 報告日、残債額、請求額、入金履歴、異動(延滞・保証履行・破産)の有無、異動発生日、延滞解消日、終了状況など
  4. 割賦販売法対象商品の支払状況
    → 割賦残債額、年間請求予定額、遅延有無など

 通話料金を滞納しただけのつもりでも、そこに携帯電話本体の分割料金が混じっていれば、たちまち上記の信用情報に反映され、いわゆる「ブラックリスト」入りしてしまうというわけです。
この情報は、契約解除後も5年間保有され、CIC会員の間で共有されます。
ただし、5年というのは完済後の話であって、完済していない場合は基本的に何年たっても記録は抹消されません。

 また、平成11年4月以降は、携帯・PHS会社間で料金不払い情報の交換が行われています。情報共有の期間は、契約解除後5年以内とされていますが、自社利用者の滞納情報の保有期間は明らかにされておらず、再契約時に契約条件が不利になる可能性があります。

 次回は、携帯代とブラックリストの現状について説明します。

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