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子どものインターネット利用とフィルタリング1~青少年インターネット環境整備法~

 平成23年に内閣が小学生・中学生・高校生を対象に行った調査によれば、すべての区分で8割を超える学生がパソコンを使用し、そのうち小学生の約7割、中学生の8割台前半、高校生の9割がインターネットを利用しています。

 また、携帯所有者も多数存在し、その数は小学生で約2割、中学生で4割台後半、高校生で9割台後半にのぼるとのこと。
携帯電話によるインターネット利用はパソコンよりも割合が高く、小学生の7割半ば、中高生のほとんど全員という結果が出ています。

 パソコンだけでなく、携帯でも盛んにインターネットを利用する子どもたち。
大人の目の届かないところで有害な情報やサイトに触れてしまうのでは?という懸念から、「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律(青少年インターネット環境整備法)」を施行し、青少年保護を図ることになりました。

■青少年インターネット環境整備法

 この法律は、青少年(18歳未満の子ども)を有害情報から守り、青少年に適切なインターネット活用能力をつけさせるための取り組みを関係者に求めるものです(3条)。
(※たとえば、犯罪や自殺を誘発する情報、わいせつな描写や情報、残虐な描写や情報などが有害情報と考えられています。2条4項)

 その一環として、インターネット関係事業者には、「フィルタリング」の提供などが義務化されました。

■フィルタリング

 フィルタリングとは、サイト等を一定の基準で選別し、有害情報へのアクセスを制限するプログラムやサービスで、以下の3つのタイプがあります。

  1. ホワイトリスト方式 
    → 安全と思われるサイトのみアクセス可能。それ以外のサイトへのアクセスは制限。
  2. ブラックリスト方式 
    → 出会い系サイトやアダルトサイトなど、子どもに有害な特定のカテゴリのサイトへのアクセスを制限。
  3. 利用時間制限 
    → 子どもが一人で夜中にアクセスできないよう、夜間から早朝にかけてすべてのサイトへのアクセスを停止。

 携帯電話・PHS会社は、青少年が使う端末にこのフィルタリングを提供しなければなりません(17条)。
また、パソコンなどインターネット接続可能な機器の製造メーカーに対しては、フィルタリングを利用しやすくして販売することを命じています(19条)。
さらにインターネット接続事業者には、問い合わせに応じてフィルタリングソフトなどを紹介する義務があります(18条)。

 ちなみに、保護者にも、青少年に適切なインターネット利用能力を習得させる責任があります(6条)。

 次回は、保護者の意識とフィルタリングの実情について見ていきましょう。

credit:Bondesgaarde via photopin cc

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