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遺言書は付け足しができる?

Q.

 Xさんは、自らの死期が近いと悟り、遺言書をしたためました。自筆で日付を入れて記載し、署名をした上で押印しました。その3日後、書き忘れた内容に気づき、すでに作成した遺言書に加える形で、項目を分け「以下の内容を加える。所有のY社株式のすべてをZに遺贈する」と自筆で記載。記載した日付、再度の署名と押印(追加した部分の文章上にも)を行いました。

 さて、付け加えた部分は遺言書として有効でしょうか?

  1. 有効
  2. 無効
A.

正解(1)有効

 自分で作成する遺言は自筆証書遺言と言います。
 これには要件があって、全文の自書。日付及び氏名の自書。そして押印です(民法968条1項)。

 加除その他の変更についても規定があります。
 民法968条2項では、「遺言者が、その場所を指示し、これを変更した旨を付記して特にこれに署名し、かつ、その変更の場所に印を押さなければ、その効力を生じない」とされています。
 民法は、あらかじめ変更などを想定して条文を用意しているわけです。

 設問では、加えた部分は自書であり、加えた箇所も記載し、日付、署名、変更箇所と署名部分への押印などの要件も満たしているため有効となります。

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