サイト内検索:

「知らなきゃ損する!面白法律講座」第264号

                      http://www.hou-nattoku.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



     □□   知らなきゃ損する!面白法律講座   □□


2006年 1月31日                         第264号
───────────────────────────────────
発行部数:25,604部(まぐまぐ 17,143部、melma! 6,687部、RanSta 1,774部)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 \ | /    法、納得!の「相談」サービスが大きく変わりました!
  ┏┓     ┌─────┬─────────────────┐
 ┏┫┣┳┳┓  │ Ask!  http://www.hou-nattoku.com/ask/ │
 ┃┫┃┃┃┃  └─────┴─────────────────┘
 ┗┓  ┏┛ ∵1回3,150円で専門家に直接相談できるサービススタート∵

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 目 次
───────────────────────────────────

  □ なっとく! 法律相談 第253回
    「会社に離婚したことを知られたくない!届ける義務はあるの?」
    http://www.hou-nattoku.com/consult/469.php

  □ 法、納得!どっとこむ 新着情報

  □ 皆で考えよう、法の建前と現実 第13回
    「教員免許の更新制」
    http://www.hou-nattoku.com/enq/archive/13_t_license.php

  □ なっとく! ランキング

  □ 編集後記 「風邪の効用」



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ なっとく!法律相談 第253回
───────────────────────────────────


 「会社に離婚したことを知られたくない!届ける義務はあるの?」


 □相談□

  夫と私は共稼ぎで、二人とも給与所得者です。
  このたび離婚することになりましたが、周囲には離婚の事実を
 できるだけ知られたくないため、離婚後も離婚前の姓を使用する
 ことにしたいと思っています。特に、職場に知られて何かと噂に
 されるのは避けたいのです。
  離婚した事実を会社に届ける義務はあるのでしょうか。
                        (50代:女性)


 □回答□

  離婚は婚姻関係を解消する行為です。婚姻関係は、配偶者の死
 亡または離婚により将来に向かって解消し、身分上や財産上に様
 々な効果を発生させます。

  離婚は、管轄の役所にする届出によって効力が発生します。し
 たがって、離婚による法律的効果を発生させたいなら、離婚届を
 提出しなければなりません。
  しかし、勤務先やその他の機関に離婚の事実を届出る義務は、
 いくつかの例外を除いてありません。

  たとえば、妻が夫の勤務先で被扶養者となっている場合は、被
 扶養者の異動や年金の種別変更が必要になりますが、この手続き
 には離婚が記載された新しい戸籍謄本を添付して、住所のある区
 役所・出張所にしなければなりません。

  変更届がなされると、役所から勤務先へ通知がなされます。健
 康保険、年金、税務上の処理に離婚の事実が影響することがある
 ので、これは仕方がありません。
  しかし、処理手続の中であなたの離婚を知った人には、職務上
 の守秘義務があります。したがって、事務処理上必要とされる以
 外にあなたの離婚を他言することは許されません。


 [関連情報]
  ・離婚歴は、戸籍でわからない?
   http://www.hou-nattoku.com/consult/188.php

  ・妻に離婚時の姓を名乗らせたくない!
   http://www.hou-nattoku.com/consult/286.php

  ・会社に夫の不倫を暴露!これって名誉毀損?
   http://www.hou-nattoku.com/consult/304.php

  ・社内で笑いものに!名誉毀損で訴えることはできる?
   http://www.hou-nattoku.com/consult/352.php



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 法、納得!どっとこむ 新着情報 ( 06/01/25 ~ 06/01/31 )
───────────────────────────────────

  前号から今号までの間にホームページ「法、納得!どっとこむ」
 に新しく掲載された記事をご紹介します。

  1月30日 固定資産税は誰が払うの? (なっとく法律相談)
      http://www.hou-nattoku.com/consult/468.php

  1月26日 社長逮捕で株価急落!責任を問うことはできる?
                         (なっとく法律相談)
      http://www.hou-nattoku.com/consult/467.php


==[ PR ]==============================================================

┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓
┃法┃律┃事┃務┃所┃へ┃の┃転┃職┃を┃お┃考┃え┃の┃貴┃方┃へ┃
┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┛
貴方のスキルを活かしてください!専任コンサルタントがきめ細かくサポート
【無料のスタッフ登録・求人情報はこちらから】   http://www.lifr21.com/

================================================[ hou-nattoku.com ]===



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 皆で考えよう、法の建前と現実
───────────────────────────────────

 ┌───────────────────────────┐
   第13回 : 教員免許の更新制
 └───────────────────────────┘


  今週もアンケートの途中経過といただいたご意見の中からいく
 つかピックアップしてお送りします。


 ▼アンケートの途中経過(投票総数: 2,368票)

  設問:教員免許の更新制について、あなたはどう思いますか?


  賛成 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| 2,288票 (97%)
  反対 || 80票 (3%)
                  (1月31日 10時40分現在)


 ▼いただいたご意見(読みやすいように一部編集しています)

 【賛成】

 ・更新制度は、あってもよいと思います。問題は、更新基準をど
  の様に設定するのかでしょう。試験するといったことはナンセ
  ンスです。実務経験と専門知識、カウンセリングやコーチング
  といったEQ能力など、より良い教師としての普段の行いや能力
  を評価して行えるような形式であり、官ではなく民も含めた形
  での審査であるべきでしょう。
  更新制度には、賛成としましたが、更新制度によっては、反対
  と言えます。更新制度としての内容が明確になった時点で、判
  断は変わるかもしれません。また、一般の民で活躍している人
  が、そのスキルや技量を活かす場として、教育の場が提供され
  ても良いと考えます。特に、中学生以上については、教科別教
  師になっていますから、担任教師という立場とは別に、教師と
  しての役割を担う人がいても良いと考えます。
                        (40代・男性)

 ・教員に限らず、免許制度そのものに問題があると考えています。
  人や社会は変わっていくことがあたりまえな世の中で、本当に
  問題がないかどうかをチェックする体制がないことは大問題だ
  と思います。
  さらに、免許を権利のように考え、更新制度がないからといっ
  て既得権を強く意識させてしまうことにも問題があると思いま
  す。
  教育免許で言えば、人を指導する立場の人間であるはずにもか
  かわらず、違法行為を平気で行うなど、教育者としての心がな
  い方が学校関係者に多いという現状が、いじめや不登校などの
  問題を引き起こしていると感じます。
  というわけで、免許制度は、更新制にするべきだと考えます。
  更新に際しては、これまでの教育指導経歴を公開することも視
  野に入れてよいのではないでしょうか。
  と、同時に、教員免許を与えるかどうかを審査する方々も、教
  育を受ける側の方々による審査の上で決定されていくのが良い
  と思います。
  限りなく実現不可能に近いですが。。。
                      (30代後半・男性)

 ・純粋に教育者としての評価に基づく免許更新制には賛成。
  政治的な理由によって免許が不更新とされた場合には、免許機
  構に厳罰を科すことが条件。
  最近の教師は教師としての自覚および能力が欠けている。
                      (30代前半・男性)

 ・免許制度と言うのは、取得時点での資格を持っていても、現時
  点での資格があるとは言えないと思います。
  自動車やクレーンなどの免許にも言えることですが、業務を確
  実に遂行できる証明なのですから、免許に更新制度があるのは、
  免許所持者の怠慢や能力の低下を防ぐことにも繋がるので賛成
  しました。
                      (20代後半・男性)


 【反対】

 ・それ以前に教員免許を国家試験にすべき。
  大学のいい加減な講義を受講するだけで取れてしまうような資
  格にもともと意味はない。
  教員採用試験も国が管理すべき。
  教育委員会に委ねているので不正が多い。
  教員採用試験に合格しても教員に採用されないことがあるのに
  やたらと臨時教員がいる、殆どが教員の子弟である。
  採用試験合格するまで何年も臨時教員をつとめ、合格すると必
  ず採用される。
  採用試験合格し、一年間空きを待ち続け結局採用なしで夢を捨
  てなければならなかった人が多くいる現実のほうが問題だ。
                        (40代・男性)

 ・教師は人の人生に大きな影響を与える職業であるので、専門能
  力や道徳性や社会常識などが必要であり、常に検証すべき事で
  あると思いますが、それは免許更新という手続でなく、普段か
  ら当人を見ている校長・教育委員会・PTA等による評価の方が
  適切だと思います。もし、現在の免許制度が教師を適切に選出
  できないのであれば、更新制度を設けても適切な教師の選出は
  できないだろうと予想します。最悪、役人の天下り先が増える
  だけです。
                      (30代後半・男性)


  今回は6名の方の意見を掲載させていただきました。
  この他にも多くのご意見をいただいています。刻々と変化する
 アンケート結果やその他のご意見を読みたい方は、

  http://www.hou-nattoku.com/enq/view_opinion.php

 にアクセスしてみてください。引き続き、ご意見お待ちしており
 ます。
 
 >> http://www.hou-nattoku.com/enq/

 +--------------------------------------------------------+
  ※次週からは、第14回として「少年法の改正について」を取
   り上げます。お楽しみに。
 +--------------------------------------------------------+



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ なっとく!ランキング ( 06/01/22 ~ 06/01/28 )
───────────────────────────────────

 第1位 NHKの受信料問題
     http://www.hou-nattoku.com/enq/archive/01_nhk.php

 第2位 伯父にだまされて相続放棄してしまった!泣き寝入りするしかないの?
     http://www.hou-nattoku.com/consult/466.php

 第3位 株主代表訴訟とは
     http://www.hou-nattoku.com/mame/yougo/yougo9.php

 第4位 社長逮捕で株価急落!責任を問うことはできる?
     http://www.hou-nattoku.com/consult/467.php

 第5位 公務員の懲戒処分
     http://www.hou-nattoku.com/mame/yougo/yougo61.php



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 編集後記 「風邪の効用」
───────────────────────────────────

  二週間ばかり、ずっと風邪気味で過ごしている。
  このところ、暖かくなったり寒くなったり、気温の変化が激し
 い上に、人の集まるところへ行くと必ず咳やクシャミをしている
 人がいるから、それをもらって帰ってくるようなのだ。
  持ち合っているときは良いのだが、風邪が優勢になってくると
 困る。

  しかし、ある調査によると、突然死や不治の病を突然宣告され
 た人の大多数は、日頃「私は頑丈だから風邪も引かない」と豪語
 していたタイプだったという。
  どうやら、人間は、風邪を引くことによって、疲労を回復した
 り、体内の毒素を小出しに排出したり、身体の微調整を図ってい
 るらしい、という。
  また、体調の変動に敏感な人は、すぐに自分が風邪を引いたこ
 とがわかるから、「自分はよく風邪を引く」と感じるらしい。
  そして、そういう人ほど、無意識・有意識に身体の復調に備え
 ることができ、結果として大きな病気と無縁でいられるらしい。

  そうだとすれば、風邪というのも、なかなか捨てたもんじゃな
 い。
                          (ありま)



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発行元:NPO法人 リーガルセキュリティ倶楽部
監 修:弁護士 密 克行、弁護士 浅井 健太、弁護士 中西 啓
───────────────────────────────────
法律相談の応募: http://www.hou-nattoku.com/consult1.php
登 録 ・ 解 除: http://www.hou-nattoku.com/magazine.php
バックナンバー: http://www.hou-nattoku.com/mailmag/
ご意見・ご感想: https://www.hou-nattoku.com/opinion/
その他お問合せ: staff@hou-nattoku.com(メール)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



        

 

ページトップへ