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村上 高幸 先生  2004年2月25日 更新

住宅ローンの利用は慎重に

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 長引く不況により我が日本は、企業の倒産や人員整理が増えています。住宅ローン等の債務を抱えた人々は、毎月やってくる支払期日に間に合うようにその資金を確保しようと努力します。何とか今月は支払いができたと安堵するのも束の間、次回の支払いが目の前に迫ります。

 住宅ローンを利用している人は、賃貸住宅のようにあたかも家賃を支払うような感覚で返済しているかもしれません。通常毎月元本とともに利息が銀行口座から一定の日に自動引き落としされているものですが、このような返済方法は、銀行等金融機関との約定によるものです。

 しかし給与等の収入が減り、または失業し収入の道が途絶えた場合、毎月の返済が滞る事態になれば、期限の利益を喪失し、住宅ローンの残額全部を一括で返済しなければなりません。

 通常金融機関は、住宅(土地・建物)に抵当権を設定しているので、返済がない場合、抵当権を実行し、裁判所の競売に付することができ、この手続により、住宅ローンの残額を回収することになります。住宅が競売されると、もはやその住宅に住むことはできなくなります。終のすみかであり、家族の生活基盤でもある住宅を失うことは、大変つらいことです。

 このように住宅ローンは、賃貸住宅の家賃とは違い、数千万円の借金であり、ただそれを金融機関との約定により分割にしているだけなのです。住宅ローンの利用は、リスクを伴うものと考慮しなければなりません。

 特にこれからの時代、住宅ローンの利用については慎重に検討する必要があり、簡単に飛びつかないことです。エライ目に遭います。

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