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刑の適用


刑の適用に関する記事一覧

緊急避難か正当防衛か?

 甲さんが歩いていると、いきなりナイフを持った男性が襲い掛かってきました。甲さんは、やむを得ず、近くの一軒家に逃げ込もうとしたのですが、玄関に鍵がかかっていました。そこで、甲さんは、玄関を壊して、家の... 続きを読む


責任能力

 以前に紹介したことのある女流時代小説作家の宇江佐真理氏が死亡した。残念なことである。  彼女以外にも、私の好きな女流作家がいる。京都を舞台にした時代小説が多いのだが、時代考証がしっかりとしており、な... 続きを読む


詐欺事件の時効が完成しているかがわかりません

 13年前になりますが、約500万円の詐欺にあいました。相手の名前、住所もわかっていたので、警察に被害届を出しました。ところが、警察の方の捜査がバレたようで、事情聴取前に逃亡してしまいました。その後、... 続きを読む


「正当防衛」か「緊急避難」か?

 刑事ドラマの犯人が、「正当防衛だから許されるはずだ!」と叫んでいたりするシーンを目にする人は多いはず。  さて、次のうちいずれが「正当防衛」(刑法36条)に合致する事例でしょうか? Xさんは、ヤクザ... 続きを読む


実の子供に何らかの罪を問うことはできるでしょうか?

 家出中の子供(16歳)に、私が留守の間に家に侵入され、金庫ごと盗まれました。中身は通帳を含み約1000万弱と私たち両親の実印です。警察には盗難届けと捜索願は出しましたので、間もなく捕まると思います。... 続きを読む


弟が姉の自宅の倉庫から2億円を窃盗

 金属回収業の姉が管理する山口県宇部市の倉庫から現金約2億円を盗んだとして、山口県警宇部署は7日、弟を窃盗と建造物侵入の疑いで逮捕しました。逮捕容疑は、2015年11月9日から10日の2日間に、宇部市... 続きを読む


「心神喪失」と「心神耗弱」。罰せられないのはどっち?

 精神の障害によって正常な判断能力がない場合、刑法上は罪となる行為をしたとしても罰せられないという制度があります。  さて、罰せられないのは「心神喪失」と「心神耗弱」のいずれでしょうか? 心神喪失 心... 続きを読む


「時の壁」撤廃へ

 幼少期に性的虐待を受けた女性が加害者の親族を相手に起こした賠償請求訴訟をきっかけに、専門家への同様の被害相談が増えているそうです。ただ、時効など「時の壁」で訴訟や告訴を断念するケースもあり、女性は「... 続きを読む


日本に大麻を持ち込んだポール・マッカートニーはどのような罪に問われたか?

 今をさかのぼること約20年。ビートルズの主要メンバーであるポール・マッカートニーは100gもの大麻を携えて来日しました。  さて、このときポールはどのようなに処罰されたでしょうか? 当然、大麻所持を... 続きを読む


心神喪失って何?

 報道によれば、東京都内の図書館で「アンネの日記」や関連書籍が相次いで破られた事件で、器物損壊などの疑いで逮捕された小平市の無職の男性が、精神鑑定で心神喪失と判断されていたことが判明し、東京地検は近く... 続きを読む


警察を騙してまで行った、出頭の説得は犯人隠匿になるか?

 学生運動の一環で、建造物侵入などを行った高校生2人が警察に追われていました。その2人をある牧師さんが保護。牧師さんはその信心深さから、「このまま警察に突き出してしまっては、彼らは何の反省もしない。反... 続きを読む


10年前の懲戒事由で処分できる?

 X社で社員Yの15年前の横領が発覚しました。  X社はYを懲戒処分することはできるでしょうか。 できる できない ... 続きを読む


海外で日本人を殺害した犯人を日本の裁判にかけることができる?

 日本国民のAさんは、仕事で訪れていたアメリカで地元のギャングの抗争に巻き込まれ命を落としました。  Aさんを殺害した犯人を日本の刑事裁判にかけることはできるでしょうか? できる できない ... 続きを読む


殺人犯が被害者の死を26年隠蔽!20年で時効の損害賠償請求権を主張できる?

最高裁平成21年4月28日判決  民事裁判上、不法行為に対する損害賠償請求権は、不法行為から20年が経過すれば時効によって消滅すると定められています(民法724条)。 しかし、被害者遺族が、不法行為の... 続きを読む


医療観察制度―治療・処遇―

 心神喪失や心神耗弱が原因で重罪を犯してしまった加害者は、それが自分の意思によるものとは言い難いため刑事責任を問うことはできません。  その代わりに手厚い専門医療を施して再犯防止や加害者の社会復帰を目... 続きを読む


医療観察制度―制度内容と審判―

 精神障害をもつ者が重罪を犯した場合、その者はまず責任能力の有無(刑事責任を問うことができるかどうか)を確認されます。  ここで「通常人のような責任能力が望めない」と判断されれば、この加害者に刑事責任... 続きを読む


期待可能性

 刑事事件で犯人を裁くときには、大事な点が3つあります。 (1)故意と(2)違法性と(3)責任です。  大まかに説明すれば、(1)の故意は「わざとやった」ということ。  (2)の違法性は、「悪いこと... 続きを読む


精神的激励と幇助

~大審院昭和7年6月14日判決~  刑法では、殺人を企てている者に凶器となる包丁を渡すなど、実行行為以外の方法で犯罪実行を容易にした者を「幇助犯」(刑法62条)と呼びます。  幇助犯は、正犯(実行犯な... 続きを読む


傷害致死の教唆

~大審院大正13年4月29日判決~  実行犯である者が誰かから入れ知恵されて犯罪を行った場合、この実行犯だけでなく、入れ知恵した人物も処罰して欲しいと思いますよね?  このように、人をそそのかして犯罪... 続きを読む


都市ガスの危険性と不能犯

~岐阜地裁昭和62年10月15日判決~  犯罪を企んで何か行動を起こしたものの、その行為では到底その犯罪を実現することはできないという状態を「不能犯」といいます。  たとえば、人を殺そうと丑の刻参りを... 続きを読む


挑発が招いた攻撃と正当防衛

~大阪高裁平成12年6月22日判決~  相手の急な攻撃から身を守るために、必要最小限の反撃をしたという場合には正当防衛(刑法36条)が認められ不可罰になります。  この正当防衛、もともと「自分は悪くな... 続きを読む


共同正犯と幇助犯

~福岡地裁昭和59年8月30日判決~  数人で犯罪を行う場合、それぞれの役割の重さに差が出ることがあります。  その場合、比較的軽い役割を担った者に関して、「主体的に罪を犯した(共同正犯、刑法60条)... 続きを読む


共犯からの離脱

~最高裁平成6年12月6日第3小法廷判決~  複数人が共同して実力行使し、たちの悪い酔っ払いの絡みを跳ね除けるのはよくある話です。  刑法は36条1項で、差し迫った不正の侵害に対する防衛行為は罰しない... 続きを読む


共犯と身分

~最高裁昭和42年3月7日第三小法廷判決~  先日、海外で麻薬の密輸入の嫌疑をかけられていた日本人男性が16年ぶりに帰国したとの報道がありました。  麻薬密輸入の罪は、国によっては死刑に処せられるほど... 続きを読む


刑事で正当防衛が成立すれば、民事の賠償責任もない?

 刑事裁判で正当防衛が認められて罰せられなかった場合、民事の民法709条の不法行為に基づく損害賠償責任は、どうなるのですか?正当防衛が認められたということは、不法行為ではないということだから、民事の責... 続きを読む


殺人事件に時効はない?!

 Aさんは、2010年10月10日に起こった殺人事件の真犯人。まだ警察に捕まっておらず、逃亡中です。このとき、Aさんは、殺人行為をした時から何年がたてば、公訴の時効が完成して罪に問われなくなるのでしょ... 続きを読む


不作為の幇助

~札幌高裁平成12年3月16日判決~  近年、子供が実の親と内縁関係にある者から殺害される事件が頻繁に報道されています。  その時、実の親は何もしていないこともしばしば。  この何もしなかったという... 続きを読む


時効の見直し

 2010年4月27日、人を死亡させた罪についての公訴時効を見直す改正刑事訴訟法が成立、即日施行されました。  公訴時効の延長は2005年1月1日の改正(以下、「前回の改正」といいます)でもなされまし... 続きを読む


刑事未成年者の利用と間接正犯

~最高裁昭和58年9月21日判決~  「あれ、とってこい」  こんな風に、ある人間が誰かに指示して物を盗ませたとき、その行為はどう評価されるのでしょう。  ちょっとそそのかしただけで、犯行は実行した他... 続きを読む


被害者の同意

~最高裁昭和55年11月13日第二小法廷決定~  いいから殴ってくれ、と言われたので殴ったところ、「傷害罪だ!」なんて言われてしまったら...あなたならどう感じますか?   自分が殴れと言った... 続きを読む


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